社会参加について
少し自分のお話をさせて下さい。
高校卒業後,一年浪人して早稲田の商学部に入りました。
その頃はITバブルこそ落ち着いていたものの、ライブドアによる敵対的買収劇なども記憶に新しく、いわゆる「起業家」という選択肢が世間的に意識され始めた時代でした。
商学部だった僕やその仲間は、ダイレクトに,少なくとも一定程度は,そういった時代の熱風にあてられていました。
何より僕の場合は、月曜から金曜まで、しかも朝から夕方まで、やることがあってもなくてもデスクに座って作業するというライフスタイルに限界を感じていたため、特にその選択肢は希望の色彩に満ちていました。
成功者という側面よりも、好きな格好をして、嫌なことをしないで生きられているという勝手なイメージに恋焦がれ、歌手やスポーツマンよりも「経営者」という肩書きが、ヒーローを象徴するものでした。
学生時代から色々な業界の経営者の方にアポを取って会いに行きましたし,新卒で就職もせずにワンピーズのルフィよろしく「俺も事業家になる」といって社会に飛び出しました。
時代もあったのでしょう。色々な業界の方が面白がってくれてそれなりに面白おかしく生きることもできましたが,一方で,経済的な合理性ばかりを追求する世界観と自分の内発的な欲求との齟齬にも悩みましたし,人との繋がりは増えても自分自身の中に積み上がってゆくものがない時間に虚しくなっていくのも感じていました。
震災と同時期にこれといったビジネスプランもなく名古屋に行き,何もできずに帰ってきましたが,それでも東京に来れば何人かの方が手を引いてくれて,半端に生きているのに,それでも窮地に陥ることにもならずにのうのうと生きている自分に対する自己嫌悪が突き抜け,これまでの人間関係を全て断ち切って法律の世界に飛び込みました。
不思議と自分自身ために使う
これから何か始めたいけどどうしたらいいのか分からない,